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(腐)的感想文

隠れ腐女子の日常と小説や漫画の感想を書いてきます。

   
カテゴリー「【小説】三田 誠」の記事一覧

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レンタルマギカ 魔法使いの妹

レンタルマギカ  魔法使いの妹 (角川スニーカー文庫)レンタルマギカ 魔法使いの妹/三田誠
「兄がいつもお世話になっております!」<アストラル>の平穏を打ち破る来訪者。それはいつきの義妹・伊庭勇花だった。魔法使いの存在を悟られまいとあわてふためくいつきだったが、勇花の口から、魔法使いを貸して欲しいという依頼が――「魔法使いの告白」。巫女装束を着せられ怪しげな会社で働かされているというみかんを救おうとする教師の奮闘を描く「魔法使いと家庭訪問」など、<螺旋なる蛇(オピオン)>との異種魔法対決前夜編!


『魔法使いと家庭訪問』
みかんちゃんの担任の先生がアストラルに家庭訪問にやってくる話。

確かに神社の子でもないのに巫女服きて歩いていたらおかしいよなぁ。
まあ神社の子でも普段から着てたらおかしいか。

オルトくんが強制退場させられたとこに笑ってしまいました。
こういう人ってオルトくんにとって天敵なんだろうな。

猫屋敷さんの残念っぷりにも笑いました。


『魔法使いの告白』
いつきの義妹・勇花がアメリカから来襲する話。

ついに来たかって感じ。
山田って女運悪いのかなぁ。周りに美人はめちゃくちゃ多いのに……。

衝撃の事実が明らかになります。
アストラルの存続を揺るがすような内容なんですけど。あんなさらっと言っていいものなのか。

ウィジャ盤ってシャーマンキングのたまおちゃんでしたっけ?
あのキツネとタヌキの霊連れてた女の子が使ってたやつですよね、確か。

地域差があるってのにちょっとびっくりしました。
私の育った地域ではあ~んに数字、「はい」「いいえ」に鳥居とあげられていたもの全部書き込んでましたけど。
やりたいとは思わないけれど懐かしいです。


『魔法使いの夏休み』
いつきが穂波の勉強を卒業する話。そして穂波が夏休みを満喫する話。

まあ最後のオチは読めてました。まあそうだろうな、と。

オルトくんのドSっぷりに笑いました。
正直な話、オルトくんといつきが話してるだけでテンションあがるんですが私だけでしょうか……。

この話って第3部の布石なんでしょうね。
「いつきと黒羽とオルトくんの3人がいればアストラルは回っていく」ってイコールして穂波や猫屋敷さんはいなくても大丈夫ってこと。
今読むと「そういうことか」って納得するんですけど、気づかなかったなぁ。


『魔法使いと盲目の蛇』
倫敦の事件のあとの<螺旋なる蛇(オピオン)>の話。

螺旋なる蛇というかツェツィーリエの話。

ツェツィーリエVSクロエさんなんですが正直忘れてました。
クロエさんの登場巻で説明されてて「そういえば」程度の認識だったんですけど、結構細部まで明らかにされてましたね(汗)

<銀の騎士団>とオルトくんの相性の悪さとかこれ覚えてたらすぐわかったはずなのに。

この敗北がクロエさんに与えた影響ってのがかなり大きいのも頷けます。
目の前で警護対象に裏切られ、その裏切りは自身の敗北が原因。さらには情けをかけられ自身と妹の命を助けられた。

きついですよね。


フィンがいつきの妖精眼の秘密を告げたところで今巻は終了。



最後は違いますけど、嵐の前の静けさめいた日常の話ばっかりでした。
次巻はなんだったかな。そろそろ猫屋敷さんの話とか来るのかな?
楽しみです。

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レンタルマギカ ありし日の魔法使い

レンタルマギカ  ありし日の魔法使い (角川スニーカー文庫)レンタルマギカ ありし日の魔法使い/三田誠
「魔法を使わない魔法使い」伊庭司は、錬金術師ユーダイクス、魔女ヘイゼルらと魔法使い派遣会社<アストラル>を創設する。そこへ布留部市という地域の調査依頼が舞い込む。だがその地で待ち受けていたのは禁忌の魔法使いたち<螺旋なる蛇(オピオン)>だった。その強大な力で隻蓮、ユーダイクスが倒される。絶体絶命の中、司に反目していた猫屋敷は<螺旋なる蛇>に勧誘される。揺れる猫屋敷の出した結論とは!? 現代に続く<アストラル>の謎がここに!


久しぶりのレンタルマギカです。
前巻の魔法使いの約束を読んだのは9月2日ですから約1ヶ月ぶり。思ったよりたってました。

今回は過去編、先代アストラルの話です。
なので、いつきたちはほぼ出番ないです。みかんちゃんとかホント一言くらいしか喋っていないんじゃないでしょうか。


メインは猫屋敷さんってことでいいのかな。
前巻に収録されていた「魔法使いの出会い」から少し時間がたっているらしく、だいぶ丸くなってはいるもののそれでもまだつんつんしてます。

そのとんがり具合が司社長には楽しくて仕方ないようです。
ちょっと猫屋敷さんがあわれでしたね。


先代アストラルと<螺旋なる蛇>が接触していたということは覚えていたのですが、細部は全く覚えていませんでした。
そのため、すごく普通に楽しめました。


現<螺旋なる蛇>のメルキオーレの師匠が登場します。師匠なだけあって同じ死霊術(ネクロマンシー)を使い、マザーグースを歌ってました。
で、その師匠・マルチェッラの仕込んだ毒に隻蓮さんがやられてしまいます。

その毒の成分をユーダイクスさんが分析するんですが、その毒にテトロドトキシン(でしたっけ?)が使われている、と。
確かフグ毒だったよなぁ、と思わず調べてしまいました。

以前読んだときは確か普通に読み飛ばしてしまったものだと思うのですが、今野敏さんのSTシリーズ・毒物殺人の記憶が残っていたので、ひっかかったんだろうなぁ。
けど、こういうどうでもいいような知識ばっかり残るのもどうなんだろう……。


ナジムと猫屋敷さんのやりとりは物悲しかったです。
よく似た2人だったのに、立ち位置は真逆。
ナジムがいなければ、思いを自覚することもなかっただろうし、今の猫屋敷さんはなかったんだろうなぁ。


アディリシアの父・オズワルドが登場するのですが、アディリシアを前にしているときは別として、他はすごく嫌な人にしか見えなかったです。
けどこれが“魔法使いとしての本来の姿”なんでしょうね。


この物語が全てのはじまりだったのだな、と。
これがあったからアストラルは布留部市に居を構え、オズワルドは汚泥となり、竜の事件が起こったのでしょう。
この次がなんだったかは覚えてないんですが、楽しみです。

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レンタルマギカ 魔法使いの記憶

レンタルマギカ―魔法使いの記憶 (角川スニーカー文庫)レンタルマギカ 魔法使いの記憶/三田誠
静かに燃えさかる炎の前、印を結び、呪文を紡ぐ男――その名は猫屋敷蓮。執り行う儀式は最悪の魔術“呪詛”。己の目的のために人を呪う禁忌に手を染めた猫屋敷の前に、<協会>の「魔法使いを罰する魔法使い」が現れる。ふたりの強大なる魔法使いが激突し、交錯する魔術の光が夜の闇を引き裂く! 猫屋敷が放つ符に込められたものは、信念か、それとも妄執なのか!? 猫屋敷と“あの男”との因縁がついに明かされる、絶好調異種魔法格闘戦!


9月になったしブログのテンプレート変えようかと思っていたのですが、まだまだ暑いみたいなのでもう少しこの涼しげなペンギンのままにしておきます。
9月なのに、北海道で30度越えって……マジできついです。


レンタルマギカも結構久しぶりだなと思っていたのですが、それほどでもないですね。
前回が魔導書大全だったので、印象が薄かったのかな。

今回は短編集。
時系列的には妖都の魔法使いの前後と10年くらい前の話です。


『魔法使いの査定!』
オルトくんがアストラル社員の査定を行う話。

倫敦に行く前の話ですね。
もうオルトくんが出てくるだけでテンションが軽くあがるんですけど。
オルトくんといつきが事務所で2人だけで話してるとこなんてもう……大好きです。
照れて耳赤くしちゃったりしてもう可愛くて仕方ないです。

オルトくんって良くも悪くも好戦的というか、今までのアストラルにはいなかったタイプなんですよね。

若かりしころの猫屋敷さんも好戦的だったと思うのですが多分当時は発言力などそう高くはなかったでしょうし。
隻蓮さんはうまく融和の道を歩いていきそうですし、ユーダイクスさんは先代社長に逆らうことはなかっただろうし。
ヘイゼル・アンブラーも好戦的ってイメージないですし。

オルトくんが早くアストラルに馴染んでほしいものですね。


『魔法使いの代理授業』
イツキが魔術決闘(フェーデ)を行う話。

アストラルの面々とアディリシアさんが授業を行ったりしてるんですけど、メインはフェーデですね。
この話は漫画(Asukaじゃない方)からの派生だったりします。
from SOLOMONは中古で買いましたけど、新品を買ってまで読む価値はないかなぁ、とか思います。

まあ読んでなくても全く問題ないので無理して読む必要はないです。

「猫屋敷やボクならたらしこまれてるとか悪評がないし」みたいなことを言ってるんですが、何もたらしこむって言葉は男女間じゃなくても成立するんじゃないかなーとか思ったり。


『魔法使いの約束』
ウェールズの森で過去を見る話。

いつきの妖精眼(グラムサイト)が暴走してしまいます。
健全なる精神があって健全なる肉体は生まれる。だから、弱いところと対面させることで精神から先に癒そうとした――みたいなことなんでしょうね。

最後に出てきたフィンの幻影ですが、あくまでも幻影でグラムサイトもないのにあの強さって……ちょっと反則くさい。
フィンもまた天才ってことなんでしょうね。

穂波のパスの結び方がちょっと可哀想かな、とも思いました。
だって、アディリシアはキスしちゃいましたしね。
それに比べて指輪はちょっと差がありすぎじゃないかな。


『魔法使いの出会い』
若かりし頃の猫屋敷さんの話。

隻蓮さんと猫屋敷さんが接触するとこから始まるんですが、猫屋敷さんがもうツンツンとかそんな可愛いレベルじゃないですね。
10年やそこらしかたってないはずなんですが、何があって今の猫屋敷さんの性格になったのか気になります。
みかんちゃんを拾ったころ――石動姉弟と一緒にいたころにはすでに今のような性格でしたし。
うーん。

伊庭司がなぜ魔法使いをしていたのか、気になってきました。
いつきが社長をしているのは、アストラルを存続させるためってのがきっかけでした。
そのきっかけの元になっている「伊庭司がアストラルを作り上げた理由」ってのはなんだっだんでしょう。



長くなりすぎました。
今日はこの辺で。明日は児童書あたりを読もうかと思います。

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